車椅子の種類

「これから車椅子を購入する方へ」

一般的に多くの方には車椅子は「乗せる物!運ぶ物!どれも同じ型!」と思われている事でしょう。
障害者や高齢者は荷物とは違います!
車椅子は運搬車とは違います!
車椅子を選ぶと言う事は極めて障害者の個人的な要素が強く、乗り手重視で考えてほしいものです。
そして車椅子を選ぶ時に大切なのが、どのメーカーの製品にするのか!と言う事です。
「どのメーカーの製品も似た様な物でしょ」と思われると思いますが違います!!
近年、車椅子メーカーは増えて来ましたがメーカーのスタンスは大きく異なります。
医療施設用車椅子を生産しているメーカー! 
介護保険制度によるレンタル用車椅子を生産しているメーカー!
輸入モジュール式車椅子を販売しているメーカー! 
モジュール式車椅子を製作しているメーカー! 
スポーツ用車椅子を得意としているメーカー! 
利用者本意のオーダーメイド車椅子を重視し多くの精密な機器、多くの部材を常備し製作しているメーカー! などの違いが有ります。

又、注文時に最も重要となるのが地区の取り扱い代理店です。
通常、車椅子が必要となった場合には、利用者・医師及びリハビリ関係者・代理店の間で検討され注文となりますが、ここで必要となるのが代理店の知識・技術は勿論の事、如何にメーカーが代理店の注文内容を把握出来るかに製品の全てはかかってしまい、
今後の車椅子での生活に大きく左右してしまいます。
車椅子メーカーと代理店は、互いにプロでなければいけないのです。
我々は障害を持たれている利用者様、弱者のお世話をさせて頂いている上で重要な関係でなければならないのです。
完成度の高い車椅子を製作出来るメーカーは全国に僅かしか無いと言われてますが
良い製品を製作しているメーカーには知識・技術を持った信頼の有る代理店がいます。
購入の際には知識の有る良い代理店の見極めが必要です。






カタログ製品・既製品レディメイド車椅子

 近年既製品車椅子は国内外を問わず数え切れないほど多種多様な車椅子が製品化されています。
サイズもそこそこ取り揃ってはいますが、やはり車椅子に障害者を合わせる事となり、
ある程度は妥協も必要となります。

手動型車椅子

 一般的に病院などでよく見られるタイプです。
自身での移動が可能なハンドリングが付いてますが介助者が押すグリップも付いて、もっとも標準的なタイプです。
18吋車輪・20吋車輪・22吋車輪・24吋車輪・26吋車輪の5種類が有ります。

手押し型車椅子

手動型と違う所はハンドリングが無く介護専用のタイプです。
手動型に比べてコンパクトで軽量と思われますが現在では手動型と大差は有りません。
逆にハンドリングが無いことで自身の意思で横を向く事も出来ないので不便です。
主に12吋車輪・14吋車輪・16吋車輪の3種類が有ります。

6輪型車椅子

 室内用として狭い場所での移動を考えたタイプです。
重心位置を通常の4輪より前方にする事でベース間を短くして回転幅を最小にし既存の屋内の廊下幅での使用も可能としてます。
ベース間が短い為に後輪後方にもキャスターを付け6輪にする事で転倒防止としたタイプです。
屋外での使用には不向きです。

片手駆動型車椅子

片手が不自由な方が自身の片手操作で移動出来るタイプです。
基本は手動型と同じですが片側にハンドリングが右車輪用・左車輪用と二重に付いているタイプと、片側にハンドルレバーが付いていて前進後進回転と移動したい方向にレバーを倒し移動出来るタイプが有ります。
2種類共に左右の車輪を連結しているジョイントが付いているため折りたたみに難が有り持ち運びには不向きです。

リクライニング式車椅子

 背もたれのみ角度フリーにリクライニング出来るタイプと、背もたれと足台を個別に角度フリーにリクライニング・エレベーティング出来るタイプと、背もたれをリクライニングすれば足台も同時にエレベーティングができ、足の先から頭の先までほぼ一直線となるタイプの3種類が有ります。
機構が付いているため重くなり持ち運びには不向きです。

ティルト式車椅子

 乗った姿勢で座面と背もたれがリクライニング出来るタイプです。
ティルト+背もたれリクライニング+足台エレベーティングの組み合わせも可能です。
重くなり持ち運びには不向きです。

座席昇降式車椅子

車椅子への移乗を考え座面の高低をフリーに調整出来るタイプです。
屋外での使用には少し不向きです。
電動車椅子にも設定したタイプが有ります。

モジュール式車椅子

セミオーダータイプの車椅子です。
一時期スタイルが良くフレーム色もキレイでブームになったタイプです。
背高や前座高や座幅などの寸法がメーカーにより予め40cm44cm46cmなどと決められていて各部所をジョイントで結合させた大まかな寸法指定の可能な車椅子です。
「フルオーダーの製作完成日数より納期が早く体の状況の変化にも必要な部所の交換で簡単にサイズ変更ができ、丈夫」などと言われていますが、納期は遅くても2〜3週間と早く出来ますがジョイント結合なので丈夫とは言えません。
個人の車椅子として使用するには不要な部品が多く重くなり、サイズ変更にも簡単そうですが利用者は勿論、家族、病院関係者、ましてや販売業者にしても簡単とは言えません。

オーダーメイド製車椅子

文字通り1から製作する世界中に同じ車椅子が1台も存在しない車椅子です。
利用者自身の体の寸法を採寸し利用者の障害レベル・日常の生活環境を考慮した上で利用者の希望をふまえ使用パイプ(外径・内径)1本から細部に至るまで無駄を省き必要最小限、軽量・コンパクト・機能性・走行性・耐久性などあらゆる事を考慮して完成させるW/Cです。
我々車椅子専門店としては知識・技術・経験・障害レベルの把握などを問われ、採寸・仕様決定に至るまで神経を研ぎ澄ませて対処しなくてはいけない厳しく妥協の許されない製品です。
しかし完成・納品後の利用者の笑顔や「思うような車椅子に仕上がり、生活が楽になった」の言葉を聞く度にお手伝いさせて頂いた事を誇りに思える1台です。
但し、費用的には製品・仕様にもよりますが10万円〜となり、製作日数も2ヶ月〜は必要となります。
しかし他のタイプとの違いは明確です。
知識を持った業者が採寸し処方をし作り出す完成度の高い車椅子を利用すれば他の車椅子では満足出来ません!
生活が行動範囲が違います!
オーダーメイド製車椅子とは障害者自身の体の一部です!
まさに足となる車椅子です!


手動電動兼用車椅子

標準型折りたたみ式車椅子の両車輪に駆動モーターを組み込んだユニット車輪で利用者自身で手元のスティック操作し走行可能とした電動車椅子。
現在ご使用中の車椅子にユニット車輪(16吋20吋22吋24吋)を付けるだけで簡単に手動式・電動式として使用可能です。
「簡易式ニッケル水素バッテリーを使用し走行速度2K〜6K・登坂角度6度・充電時間2〜4時間・ユニット重量約13kg」カタログ記載

ジョイスティック操作式電動車椅子

障害者向けとして安全性・操作性・快適性を重視した標準的な電動車椅子。
僅かな力でスティックを操作(指操作・顎操作・足操作など可能)する事で走行可能出来ます。
リクライニング式・座席昇降式などのタイプも有ります。
「ジョイスティックコントローラー電子制御方式・電子タイマー付き自動充電方式・バッテリー12V35Ah2個・走行時間約5時間・連続走行距離約30Km・充電時間約12時間・走行速度2〜6Km・登坂角度8度・重量約80kg」カタログ記載

ハンドル式電動カート

電動カートと言われます。
主に高齢者向けに製作された電動車。
ハンドル操作で簡単に操作可能です。
障害者用電動車椅子と同じ駆動方式・使用バッテリー・充電方式ですが障害者用とは違い少しバランスに欠けます。
ライト・方向指示器・バックミラー・ブザーなどのオプション有ります。